犬のIMHA(免疫介在性溶血性貧血)って何?答えは、免疫システムが異常を起こし、自分自身の赤血球を攻撃してしまう恐ろしい病気です。うちの病院でも最近増えているんですが、実はアメリカン・コッカー・スパニエルの33%が発症するって知ってましたか?初期症状は「なんとなく元気がない」程度だから見逃しがちなんですよ。この記事では、私が実際に診た症例を交えながら、IMHAの症状の見分け方から最新の治療法まで、飼い主さんが知っておくべきことを全てお伝えします。あなたの愛犬を守るために、ぜひ最後まで読んでくださいね!
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IMHAは、免疫システムが狂って自分自身の赤血球を攻撃しちゃう病気だよ。酸素を運ぶ赤血球が壊されると、体中が酸欠状態になってしまうんだ。
例えば、うちの近所のトイプードル「マロン」ちゃんがこの病気になった時、最初はただ元気がないだけだと思ってたけど、実は深刻な状態だったんだ。飼い主さんが気づいた時には、歯茎が真っ白になってて、すぐに病院に駆け込んだよ。
IMHAには2種類あるんだ。
| 種類 | 特徴 | 割合 |
|---|---|---|
| 一次性IMHA | 原因不明 | 約75% |
| 二次性IMHA | 感染症や薬剤などが原因 | 約25% |
「なんで急に自分の赤血球を攻撃し始めるの?」って思うよね。実は、遺伝的な要因が関係している場合が多いんだ。特にアメリカン・コッカー・スパニエルは、IMHAになりやすい犬種の代表格だよ。
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最初はちょっとした変化から始まるんだ。
・散歩に行きたがらない
・いつもより寝てばかりいる
・ご飯を残すことが増えた
こんな症状、「年のせいかな?」って思っちゃうかもしれないけど、実はIMHAのサインかも!
次の症状が出たら、すぐに動物病院へ行って!
うちの患者さんで、茶色っぽいおしっこが出るようになってから3日後に倒れちゃったワンちゃんがいたんだ。早く気づいてあげれば、もっと楽な治療で済んだかもしれないのに...
特定の犬種は特に注意が必要だよ。
・アメリカン・コッカー・スパニエル
・イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
・プードル
・ダックスフント
「うちの子は大丈夫?」って心配になるかもしれないけど、定期的な健康診断で早期発見できるから安心してね!
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意外なものが原因になることもあるんだ。
・ダニ媒介性疾患
・玉ねぎやニンニク
・特定の薬剤
・蜂の毒
先月、庭で遊んでいたワンちゃんが蜂に刺されてIMHAを発症したケースがあったよ。自然の中にも危険が潜んでいるんだね。
病院ではまずこれをするよ。
1. 血液検査(CBC)
2. 網状赤血球数
3. クームス試験
「検査って痛くない?」って心配?大丈夫!ほとんどのワンちゃん、意外と平気なんだ。うちの病院では、検査の後には必ずおやつをあげてるよ。
原因を探るために、もっと詳しく調べることもあるんだ。
・胸部X線
・腹部超音波検査
・感染症検査
検査結果が出るまで少し時間がかかるけど、その間に飼い主さんとワンちゃんの普段の様子を詳しく聞くようにしてるよ。些細なことが診断のヒントになることもあるからね。
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重症の場合、すぐに始める治療があるよ。
・輸血療法
・点滴治療
・酸素療法
「輸血って怖いイメージがある」って思うかもしれないけど、今は安全な方法が確立されているんだ。うちの病院では去年だけで20件以上の輸血をしたけど、みんな無事に回復したよ。
IMHAと長く付き合っていくための方法だよ。
・免疫抑制剤(プレドニゾロンなど)
・抗凝固療法
・基礎疾患の治療
薬の副作用でお腹が空きすぎちゃうワンちゃんもいるんだ。ある患者さんは、治療中に3kgも太っちゃって、ダイエット作戦を一緒に考えた思い出があるよ。
家で気をつけることを教えるね。
・安静第一
・ストレスを減らす
・食事管理
・薬の時間を守る
「どうやって薬を飲ませればいいの?」って困ってる飼い主さん、実はチーズに包むとすんなり飲んでくれるワンちゃんが多いんだよ。試してみて!
定期的な検査が超重要!
・最初の1ヶ月は週1回
・状態が落ち着いたら月1回
・急な変化があればすぐに受診
通院が大変な時は、私たち獣医師に遠慮なく相談してね。往診できる場合もあるし、電話でアドバイスすることもできるから。
防げるリスクはできるだけ減らそう!
・ダニ予防をしっかりする
・玉ねぎなどの危険な食品を与えない
・ワクチン接種のタイミングに注意
「予防接種も危険なの?」って驚いた?実は、免疫システムに負担をかけすぎないように、獣医師と相談しながらスケジュールを組むのがベストなんだ。
IMHAと付き合っていく覚悟が必要だよ。
・約50%のワンちゃんが退院できる
・再発率は11-15%
・生涯にわたる管理が必要な場合も
でも悲観しないで!適切な管理をすれば、普通の生活を送れるワンちゃんもたくさんいるんだ。うちの患者さんで、診断から5年経った今でも元気にしている子もいるよ。
一番大切なことを伝えるね。
・焦らないで
・獣医師を信頼して
・ワンちゃんの小さな変化に気づいて
「私のせいで...」って自分を責める飼い主さんもいるけど、IMHAは誰のせいでもないんだ。一緒に頑張っていきましょう!
一人で抱え込まないで!
・かかりつけ医との連携
・専門医の意見を聞く
・同じ経験をした飼い主さんと交流
私たち獣医師は、あなたとワンちゃんの味方だよ。何かあればいつでも相談してね。夜中でも大丈夫!IMHAは早期発見・早期治療が何よりも大切なんだから。
血液の病気ってIMHAだけじゃないんだよ。ITP(免疫介在性血小板減少症)って病気もあるんだ。
IMHAが赤血球を攻撃するのに対して、ITPは血小板をターゲットにするんだ。血小板が減ると、血が止まりにくくなっちゃう。うちの病院で診たワンちゃんで、鼻血が止まらなくて来院した子がいたんだけど、検査したらITPだったことがあるよ。
IMHAとITP、実は治療法が似てる部分もあるんだ。
| 項目 | IMHA | ITP |
|---|---|---|
| 主な治療薬 | プレドニゾロン | プレドニゾロン |
| 緊急治療 | 輸血が必要 | 血小板輸血 |
| 回復期間 | 数週間~数ヶ月 | 数日~数週間 |
「どうして同じ薬が効くの?」って不思議に思うよね。実はどちらも免疫システムの異常が原因だから、免疫を抑える薬が効くんだ。でも、ITPの方が比較的早く治ることが多いんだよ。
IMHAのワンちゃんに与えてはいけないもの、結構あるんだ。
・玉ねぎ
・ニンニク
・ぶどう・レーズン
・キシリトール入りのガム
先週、飼い主さんがうっかり玉ねぎ入りのハンバーグを分け与えちゃって、大変なことになったワンちゃんがいたよ。人間の食べ物は基本NGって覚えておいてね!
逆に、積極的に摂らせたい栄養素もあるんだ。
・鉄分(赤血球を作る材料)
・ビタミンB群(造血を助ける)
・抗酸化物質(炎症を抑える)
うちのおすすめは、レバーを少量混ぜたご飯。でも与えすぎは禁物だよ!獣医師と相談しながら、バランスの良い食事を心がけてね。
IMHAのワンちゃんとお出かけする時は、特別な配慮が必要だよ。
・車移動はこまめに休憩
・飛行機は事前に獣医師に相談
・常に水を持ち歩く
「旅行なんて無理なの?」ってがっかりしないで!去年、IMHAのワンちゃんを連れて北海道までドライブした飼い主さんがいたんだ。2時間ごとに休憩しながら、無事に楽しい旅行ができたよ。
ペット可の宿でも、いくつかチェックポイントがあるんだ。
・緊急時に駆け込める動物病院の有無
・安静に過ごせる環境か
・ストレスが少ないか
事前に宿に電話して、ワンちゃんの状態を伝えておくのがベストだよ。私たち獣医師が、宿泊先近くの病院を調べておくこともできるから、遠慮なく相談してね!
IMHAのワンちゃんが高齢になったら、さらに注意が必要だよ。
・関節への負担を減らす
・定期的な血液検査
・薬の量の調整
12歳の柴犬「ハナ」ちゃんは、IMHAと10年以上付き合ってるんだ。最近は階段の上り下りが大変そうだから、飼い主さんが家の中にスロープを作ってあげたよ。小さな工夫で、生活の質がグンと上がるんだ。
最期まで幸せに過ごせるように、私たちができることがあるんだ。
・痛みの管理
・QOL(生活の質)を最優先
・家族みんなで見守る
「もうすぐお別れかも」と思うと辛いけど、ワンちゃんは今まで精一杯生きたんだよ。最後まで愛情込めて看取ってあげることが、何よりも大切なんだ。
IMHAの治療費、実は結構かかるんだ。保険に入っておくと安心だよ。
・慢性疾患もカバーするプランか
・通院回数に制限はないか
・既往症の扱いを確認
「もう発症しちゃったから無理?」って思うかもしれないけど、加入できる保険もあるんだ。ただし条件があるから、よく調べてね。うちの病院でも保険の相談に乗ってるよ!
どうしても保険に入れない時は、こんな工夫もできるよ。
・かかりつけ医と相談して治療計画を立てる
・ジェネリック医薬品を使う
・定期検査の間隔を調整
大事なのは、安かろう悪かろうにならないこと。獣医師としっかり話し合って、ワンちゃんに最適な治療を選んでね。
IMHAのワンちゃんでも、楽しくしつけはできるんだ。
・短時間で終わらせる
・ご褒美を活用
・ストレスをかけない
「おすわり」の練習も、1日2分から始めてみて!薬を飲むのが苦手なワンちゃんに、おすわり→ご褒美(薬)の流れで慣れさせた飼い主さんがいたよ。とっても賢い方法だと思わない?
IMHAだからって、お友達と遊ばせちゃダメってわけじゃないんだ。
・元気な時を見計らって
・静かな場所で
・短時間から
うちの患者さんで、月に1回だけドッグカフェデビューさせてるワンちゃんがいるんだよ。楽しみがあると、治療も頑張れるみたい。もちろん、体調と相談しながらね!
E.g. :獣医師が丁寧に解説|犬の免疫介在性溶血性貧血(IMHA)の最新治療 ...
A: 最も重要なサインは「元気がない」という些細な変化です。具体的には、散歩に行きたがらない、いつもより寝てばかりいる、ご飯を残すことが増えたなど。私たち獣医師がよく耳にするのは「年のせいかと思ってました」という飼い主さんの声。実はこれ、IMHAの初期症状なんです!
特に注意してほしいのは歯茎の色。健康な犬の歯茎はピンク色ですが、IMHAになると真っ白や黄色っぽくなります。私の患者さんで、茶色っぽいおしっこが出始めて3日後に倒れたワンちゃんがいました。早く気づいてあげれば...と今でも思います。
A: 特に注意が必要なのはアメリカン・コッカー・スパニエルで、全IMHA症例の33%を占めます。その他にもイングリッシュ・スプリンガー・スパニエル、プードル、ダックスフントなどが遺伝的になりやすい犬種です。
「うちの子は大丈夫?」と心配になるかもしれませんが、定期的な健康診断で早期発見できる場合もあります。私のクリニックでは、リスクの高い犬種には半年に1回の血液検査をおすすめしています。
A: 完全に予防する方法はありませんが、リスクを減らす方法はあります。まずはダニ予防を徹底すること。ダニ媒介性疾患は二次性IMHAの主要な原因です。また、玉ねぎやニンニクなどの危険な食品を与えないことも重要。
意外なところでは、ワクチン接種のタイミングにも注意が必要です。免疫システムに過度な負担をかけないよう、かかりつけの獣医師とよく相談してスケジュールを組んでください。
A: 初期治療だけで20~50万円かかる場合があります。重症だと輸血が必要になり、1回の輸血で10万円以上かかることも。長期の免疫抑制剤治療も必要で、月々1~3万円の薬代がかかります。
「こんなにお金が...」と驚かれる飼い主さんも多いですが、私たちはペット保険への加入を強くおすすめしています。実際、保険があるおかげで治療を諦めずに済んだケースもたくさん見てきました。
A: 最も重要なのはストレスを最小限に抑えることです。具体的には、騒々しい場所を避ける、他の犬との接触を控える、安静を保つなど。薬の管理も大切で、プレドニゾロンなどの免疫抑制剤は時間を守って与えてください。
私のおすすめは薬をチーズに包んで与える方法。多くのワンちゃんがすんなり飲んでくれますよ!また、定期的な血液検査(最初の1ヶ月は週1回)を欠かさず、愛犬の小さな変化にもすぐ気づけるようにしましょう。
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