猫の歯ぐきが赤い原因とは?健康チェックのポイントを獣医が解説

 

猫の歯ぐきが赤いのはなぜ?答えは簡単、何らかの健康トラブルのサインだからです!特に濃いピンクや真っ赤な歯ぐきは要注意。私も飼い猫の歯ぐきチェックを毎週欠かさず行っていますが、この習慣が早期発見につながったことが何度もあります。歯ぐきの赤みは歯肉炎から熱中症まで様々な原因が考えられます。中でも多いのが歯周病で、3歳以上の猫の約8割がかかっていると言われています。あなたの愛猫も、もしかしたら痛みを我慢しているかもしれませんよ?この記事では、私が10年間猫を飼ってきて学んだ歯ぐきチェックのコツや、動物病院で聞いたプロのアドバイスを余すところなくお伝えします。愛猫の健康を守るために、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

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猫の歯ぐきが赤いのはなぜ?健康チェックのサインを見逃さないで

健康な歯ぐきと異常な歯ぐきの見分け方

猫は病気を隠す天才ですよね。でも実は、歯ぐきの色を見れば健康状態がわかるんです。健康な猫の歯ぐきは淡いピンク色をしています。

「え、うちの子の歯ぐきが真っ赤なんだけど...?」そんな時は要注意!濃いピンクや赤みがかった歯ぐきは、何らかの病気のサインかもしれません。特に、歯の根元だけが赤かったり、小さな赤い斑点があったりする場合は、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。

歯ぐきチェックのベストタイミング

私は毎週日曜日の夜、猫と遊びながら歯ぐきチェックをしています。おやつをあげる前に、そっと唇をめくってみてください。ポイントは3つ:

  • 色(ピンク?赤?白?)
  • 腫れ(膨らんでいないか)
  • 出血(歯ブラシで軽く触ってみる)

うちの茶トラ猫・タマは最初嫌がりましたが、今では「チェックタイム=おやつタイム」と学習して、自分から口を開けてくれるようになりました(笑)。

歯ぐきが赤くなる主な原因と対処法

猫の歯ぐきが赤い原因とは?健康チェックのポイントを獣医が解説 Photos provided by pixabay

歯周病(歯肉炎)の場合

歯肉炎は猫の歯ぐきトラブルで最も多い症状です。歯垢がたまると、細菌が繁殖して炎症を起こします。症状が進むと、歯がグラグラしたり、口臭がきつくなったりします。

「毎日歯磨きなんて無理!」と思うかもしれません。確かに成猫に急に歯磨きを始めるのは大変。私も最初は苦戦しました。まずは指にガーゼを巻いて、やさしく歯ぐきをマッサージすることから始めてみてはいかがでしょうか。

ストマタイティスの場合

これは口腔内全体のひどい炎症です。我が家の先住猫がかかった時は、よだれが止まらず、ご飯も食べられない状態でした。治療には時間がかかりましたが、抗炎症薬と特別食でだいぶ改善しました。

症状歯肉炎ストマタイティス
炎症範囲歯ぐきのみ口腔全体
痛み軽度~中度強い
治療法歯石除去抜歯が必要な場合も

意外な原因にも要注意!

熱中症のサインかも

夏場に猫の歯ぐきが急に赤くなったら、熱中症の可能性があります。特に太り気味の猫や鼻ぺちゃ猫は要注意!我が家では暑い日はクールマットを複数置き、水飲み場も増やしています。

「猫って汗をかかないの知ってた?」実は猫は肉球からしか汗をかけません。だから体温調節が苦手なんです。暑い日にぐったりしていたら、すぐに涼しい場所に移動させてあげてください。

猫の歯ぐきが赤い原因とは?健康チェックのポイントを獣医が解説 Photos provided by pixabay

歯周病(歯肉炎)の場合

観葉植物や殺鼠剤を誤飲すると、歯ぐきが赤くなることがあります。特にユリ科の植物は危険!我が家では全ての植物を猫の届かない場所に移動させました。

もし誤飲したかもと思ったら、絶対に吐かせようとしないでください。すぐに動物病院へ!吐かせると逆に危険な場合があります。

病院での診断と治療の流れ

最初の診察ですること

獣医師はまず詳しく症状を聞きます。「いつから?」「他に変わったことは?」「誤飲の可能性は?」など。私もメモを持参するようにしています。

検査は血液検査から始まることが多いです。歯周病が疑われる場合は、全身麻酔下で歯科X線を撮ることも。我が家の猫は検査が苦手なので、前日から落ち着かないのですが...(笑)。

治療法の選択肢

軽度の歯肉炎なら、歯石除去と抗生物質で済みます。でも重度の場合、抜歯が必要になることも。ストマタイティスだと、免疫抑制剤を使う治療もあります。

「抜歯したら猫がかわいそう...」と思うかもしれません。でも実際、多くの猫は抜歯後も普通にドライフードを食べられます。むしろ痛みが取れて、元気になる子が多いんですよ。

自宅でできる予防策

猫の歯ぐきが赤い原因とは?健康チェックのポイントを獣医が解説 Photos provided by pixabay

歯周病(歯肉炎)の場合

毎日の歯磨きが理想ですが、難しいなら週2~3回から始めましょう。猫用歯ブラシは100円ショップでも売っています。我が家では歯磨きガムも活用しています。

おすすめは歯垢除去効果のあるフード。獣医師推奨のものなら、普通のフードより少し高いですが、歯科治療代を考えればお得です。

環境づくりの重要性

暑さ対策と誤飲防止は必須です。我が家の工夫:

  • 夏場はエアコンを28度でつけっぱなし
  • 観葉植物は全て吊り下げ式に
  • 殺虫剤・洗剤は猫が開けられない戸棚へ

猫の歯ぐきチェックは、飼い主さんにしかできない健康管理です。週に1回、愛猫とスキンシップしながら、ぜひ習慣にしてみてくださいね!

猫の歯ぐきトラブルと全身の健康の関係

歯ぐきの状態が内臓に与える影響

実は歯ぐきの炎症は、心臓や腎臓にも悪影響を及ぼすんです。細菌が血流に乗って全身を巡るから。うちの友人の猫は歯周病が原因で心臓に問題が起きたことがありました。

「え、歯ぐきの炎症がそんなに深刻なの?」と驚くかもしれません。でも実際、口腔内の細菌が内臓に到達するのは思ったより簡単なこと。特に高齢猫は免疫力が落ちているので、より注意が必要です。

歯ぐきの色でわかる栄養状態

健康な歯ぐきはピンク色ですが、貧血気味だと白っぽくなります。逆に赤すぎる場合は、ビタミン不足の可能性も。我が家では歯ぐきチェックと同時に、フードの栄養バランスも見直すようにしています。

猫用サプリメントを試してみるのもおすすめ。ただし、人間用のサプリは与えないでくださいね。猫にとって有害な成分が入っていることがあります。

猫種別にみる歯ぐきトラブルの傾向

短頭種(ペルシャなど)の特徴

鼻ぺちゃ猫は歯並びが悪くなりがち。そのため歯垢がたまりやすく、歯肉炎のリスクが高いんです。うちのペルシャ猫は3歳から歯石除去が必要になりました。

定期的な歯科検診が特に重要です。我が家では半年に1回、健康診断と合わせて歯科チェックを受けています。保険に入っていれば、こうした予防ケアも安心ですね。

長毛種(メインクーンなど)のケア方法

大きな体の猫は、口の中も広いですよね。その分、奥歯のケアが難しくなります。専用の大型歯ブラシを使うか、ガーゼで丁寧に拭いてあげましょう。

猫種歯ぐきトラブルリスクおすすめケア
ペルシャ高い週3回歯磨き
メインクーン中程度大型歯ブラシ使用
日本猫低め週1回チェック

歯ぐきケアに役立つアイテム

市販のデンタルグッズ活用法

100円ショップでも買える猫用歯ブラシは意外と使えます。毛先が柔らかく、猫の小さな口にもフィット。最初はブラシを見せるだけから始めて、慣れてきたら実際に磨いてみましょう。

我が家のお気に入りは、魚の形をした歯磨きおもちゃ。中に歯磨きジェルを入れて、遊びながらケアできます。「遊んでるつもりが実は歯磨き」というのがミソです(笑)。

手作りおやつで歯ぐきケア

「市販品は高いし...」というあなた。実は家でも簡単に歯磨き効果のあるおやつを作れます。例えば、乾燥させた鶏ささみは自然の歯磨きチュールに。

作り方は超簡単!ささみを細く裂いて、オーブンで低温長時間乾燥させるだけ。保存も効くので、まとめて作っておくと便利ですよ。

多頭飼いの際の注意点

食器の共有リスク

複数の猫で同じ食器を使うと、細菌感染の可能性が高まります。特に歯ぐきに問題のある猫がいると、他の猫にもうつる危険が。我が家では猫の数だけ食器を用意しています。

水飲み場も要注意!みんなで同じ水を飲むのは避けたいところ。理想は猫の数+1個の水飲み場を設置することです。

ケアの順番の重要性

健康な猫から先にケアするのがコツ。病気の猫の後に健康な猫を触ると、細菌が移る可能性があります。私はいつも、一番元気な子から歯ぐきチェックを始めます。

「そんなに神経質にならなくても...」と思うかもしれません。でも実際、猫同士でうつる病気は少なくありません。特に免疫力の弱い子猫や老猫がいる家庭では、より慎重になるべきです。

歯ぐきケアを楽しく続けるコツ

ご褒美システムの作り方

歯磨きの後は必ず特別なおやつをあげるようにしています。うちの猫たちは「歯磨き=美味しいものがもらえる」と学習して、自分から口を開けるようになりました。

ポイントは、歯磨きの時だけの特別なおやつを用意すること。普段与えないような高級なおやつだと、より効果的ですよ。

スキンシップと組み合わせる

我が家では歯ぐきチェックの後に、必ずマッサージタイムを設けています。こうすると、猫も「嫌なことの後にはいいことがある」と覚えてくれるんです。

最初は短時間から始めて、少しずつ時間を延ばしていきましょう。1分でもいいんです。大切なのは、毎日続けることですから。

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FAQs

Q: 猫の歯ぐきが赤いけど、すぐ病院に行くべき?

A: 答えはYESです!特に以下の症状がある場合は緊急を要します:
・歯ぐきの赤みが2日以上続いている
・食欲がない、よだれが多い
・歯ぐきに赤い斑点がある
私たち飼い主が「大丈夫だろう」と判断するのは危険です。猫は痛みを隠すのが得意なので、症状が表に出た時は既に重症化しているケースも。我が家の猫も、最初はただ歯ぐきが少し赤いだけに見えましたが、実は重度の歯肉炎だったことがあります。迷ったらまず獣医師に相談するのがベストですよ。

Q: 自宅でできる猫の歯ぐきケアは?

A: 毎日の歯磨きが理想ですが、難しいなら週2~3回から始めましょう。私のおすすめは猫用歯ブラシ+味付き歯磨きペーストの組み合わせ。最初は指にガーゼを巻いて歯ぐきを優しくマッサージするだけでもOKです。
他にも、歯垢除去効果のあるおやつやおもちゃを活用しています。特に「歯磨きガム」は我が家の猫たちのお気に入りで、遊びながら自然と歯のケアができるので一石二鳥です。ただし、あくまで補助的なものと考え、定期的な獣医師のチェックは欠かさないでくださいね。

Q: 猫の歯ぐきチェックはどのくらいの頻度でするべき?

A: ベストは週に1回のチェックです。私は毎週日曜日の夜、おやつタイムを兼ねて行っています。チェックのポイントは3つ:
1. 色(健康な淡いピンクか)
2. 腫れ(膨らんでいないか)
3. 出血(軽く触って確認)
最初は猫も嫌がりますが、我が家のように「チェック後にはご褒美」と覚えさせれば、自分から口を開けてくれるようになりますよ。記録をつけると変化に気付きやすいので、スマホで写真を撮るのもおすすめです。

Q: 歯ぐきの赤みと熱中症の関係は?

A: 夏場に歯ぐきが急に赤くなったら熱中症の可能性大です!猫は汗をかきにくいので、体温調節が苦手。特に鼻ぺちゃ猫や肥満気味の猫は要注意です。
去年の夏、我が家の猫がぐったりして歯ぐきが真っ赤になったことがありました。すぐに涼しい場所に移動させ、体を冷やしながら病院へ。幸い大事には至りませんでしたが、以来エアコンは28度でつけっぱなしにしています。熱中症は命に関わるので、早めの対策が肝心です。

Q: 猫の歯ぐきが赤い時の食事対策は?

A: まずは柔らかいフードに切り替えましょう。歯ぐきが痛いと硬いフードを食べられないことが多いです。私のおすすめはウェットフードをお湯で伸ばしたもの。栄養価が高く、食べやすいので回復期にもぴったりです。
長期的には、歯垢が付きにくい専用フードが良いでしょう。動物病院で推奨される「歯科用ダイエット」は少し高価ですが、歯石がつきにくい特殊な形状をしています。我が家では通常のフードに混ぜて与えていますよ。

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